鋭い眼差しのリキシャ―ワーラー(車夫) ダッカ(バングラデシュ)
鋭い眼差しのリキシャ―ワーラー(車夫) ダッカ(バングラデシュ)

親切すぎるのにしんどい バングラデシュで日本人はスター扱い

バングラデシュの人々はとても親切で旅人に優しく、信じられないほどのもてなしを何度も受けました。

・・・でも2度と行きたくない国は?と聞かれたら、真っ先にバングラデシュが思い浮かびます。

なぜ?それは次を読んでもらえればわかってもらえるかもしれません。

バングラデシュの街を歩くと、日本人なら誰でもスターの気分が味わえます。

道を歩くと、街の人々の視線はもうあなたに釘付けです。

道に迷って、ガイドブックでも出そうものなら、あっという間に取り囲まれます(ほぼ全員男※イスラム国の街では女性はあまり外に出ないため)。

好奇の目、目、目・・・

大量の視線があなたに注がれ、息が詰まるほどです。

スターというより、動物園のパンダの気持ちの方が近いかもしれません。

外国人がほとんど訪れないこの国では、外国人観光客が非常に珍しいのです。

そのうち、取り囲んだ群衆の中から、英語をしゃべれそうなものが押し出されてきて、「どうしたんだ?何か手助けできるか?」と聞かれます。

それならまだしも、歩み寄り「What’s your name?」「What’s your profession?」「How old are you?」「Where do you go?」と教科書どおりの質問を矢継ぎ早に浴びせかけます。

それに答えると、群集たちにベンガル語で訳して説明し始めます。

1、2度なら笑ってすませられるものの、これが毎日30分おきに繰り返されると気が狂いそうです。

「知らない人をあまりジロジロ見てはいけません。失礼だからね」と躾けられた記憶は日本人なら誰にでもあると思います。

諸外国でも、度合いは違うものの大抵同じような意識があります。

ところがバングラデシュにはこれがまったくない。

こちらの目にロックオンしたらなかなか離そうとしません。

いなかでバスに乗り込みいちばん後ろの真ん中に座った時などは、前の乗客が全員が後ろを振り返った状態が延々と続き、その視線に耐えられずじっと下をうつむいていました。

3週間ほどの滞在でしたが出国するときに「2度とこの国には来ない」と固く心に誓いました。

ダッカのリキシャーワーラー

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