鑑真もびっくり。12年かかった距離が今や2時間半

上海より帰国しました。
季節風のためか、帰路は往路より1時間も早く成田に到着しました。

約2時間半。
本当に近いですね。

今から約1,250年前、唐の時代、遣唐使の使節に請われた仏僧鑑真は日本を目指しました。

当時は海外渡航の制限も厳しく、旅はしばしば難破や密告で阻まれます。

さらには失明してまでも、日本へ仏法を広めるという使命感から6度目の航海で、南西諸島を経由して上陸し、ようやく奈良の都に辿り着きました。

渡航を計画してから成功するまで12年の歳月が経っていました…

その12年が、今や2時間半です。

鑑真もびっくりですね。

鑑真の偉業を讃え、神戸・大阪と上海を結ぶ船には「新鑑真号」の名前が付けられています。

片道20,000円、学生なら18,000円です。

約45時間で上海に到着です。
7年前よりだいぶ早くなったみたいです。

日本は島国で、陸路で接する国境がない数少ない国です。

そのため普段、国境とか国防などをあまり意識することはないので、時間さえ許せば船で海外へ出てみるのも面白い体験です。

ちなみに、下関 – 釜山を結ぶ関釜フェリーは片道8,500円。学生なら6,800円です。

約14時間で釜山です。

これに乗ると大概、韓国人のオバサンに「あんた、これ持ってくれない?」と声をかけられます。

「いやです」と言えない人の良い学生さんたちは、旅行に来たのになぜか炊飯器を持って通関する羽目になります※。
※電化製品の関税逃れのため。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメント

サイドバーを表示
商品
検索
アカウント
0 お気に入り
0 カート
カート内の商品

カートに商品がありません

ショップの商品一覧からお選びください

商品をすべて表示