セミの合唱で朝目覚める季節になりましたね。
ミンミンゼミ、アブラゼミの鳴き声は暑さを助長させますが、夕暮れ時のヒグラシのカナカナ・・・という鳴き声はもののあわれを呼び起こさせますね。
ヒグラシ-「日を暮れさせるもの」。昔の人はなかなかうまいネーミングをします。
タイ語ではセミは「ヂャカヂャン」と呼びます。セミの鳴き声から取られたようです。
言われてみると確かにタイのセミはこんな感じで鳴いているように聞こえます。
日本にいると慣れ親しんでいるせいか、異なるセミが同時に合唱していても鳴き声で、これはミンミンゼミ、あれはアブラゼミ、それはツクツクボウシと聞き分けられます。
でもタイだと聞いたことのない鳴き声のセミばかりで、聞き分けられず騒音が合わさって「ヂャカヂャン、ヂャカヂャン」と聞こえます。
日本語の「セミ」の語源はセンセン・・・という鳴き声の「セン」に虫を表す古語の「ミ」がついて「センミ」→「セミ」になったという説があります。
動物の名前が鳴き声に由来するのは万国共通なのかもしれません。
ちなみにタイ語でカラスは「ガー」、ネコは「メーウ」です。説明は不要ですね。










