エルサレムの嘆きの壁で祈るユダヤ教徒
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安息日とは労働をしてはいけない日

ゴールデンウィークに海外旅行へ行かれる方も多いと思います。

今回のゴールデンウィークはちょうどよくつながったので、勤め人の方でも「ちょっと海外へ」という方も多いのではないでしょうか?

休みがほとんど取れなかった勤め人の頃、4日間でタイ、カンボジア旅行に出かけたことがあります。

短い時間を有効につかうため、帰国便にバンコク深夜発、成田早朝着のフライトを選びました。
成田空港からそのまま出社するためです。
出発前に会社にスーツ一式と靴の入ったバッグを残しておきました。

休みの取れない部署ゆえ、海外に出かけたと分かるとまわりがうるさいので、内緒にしておきました。

そして帰国日、成田から会社に直行し、マクドナルドのトイレでジーンズからスーツに着替え、何食わぬ顔をして出社しました。

「何か焼けたね?」
「ええ、ちょっと伊豆へ・・・」
などど、ごまかしてバレないように気を使いました。

旅先でよく働き盛りの年齢の西欧人バックパッカーに会います。

ほとんどがカップルです。
彼らに聞いてみると、バカンスが1ヶ月くらい取れるのだそうです。

この年代の日本人バックパッカーはあまり見かけません。
日本に西欧のようなロングバカンスの習慣が定着するような日は来るのでしょうか?

私は恐らく来ないような気がします・・・

何といってもあちらは神が休息日を定めていますからね。

西欧社会の根源ともなったユダヤ教では、土曜日を安息日としています。
この日は労働しなくてもよい日ではなく、労働をしてはいけない日なのです。

車の運転も労働とみなされ、安息日には公共の交通機関はすべてストップします!?

この日は家電製品の電気のスイッチを入れることさえ「労働」とみなされ禁じられています(一応)。

こういう文化を継承している西欧社会では、休むことは義務なのですから、日本の休むことに対しての後ろめたさを説明しても理解してもらえないかもしれませんね。

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