葉の色の移り変わりが早くなり、落ち葉が増す季節になってきましたね。
息を大きく吸い込むとその空気の冷たさに冬がもうすぐであることを感じます。
腕相撲で骨折
8月半ばに腕相撲で利き腕の右上腕を骨折しました。
試合中「パキン」という甲高い音がして、「何の音?」と周りを見渡すと、右腕があらぬ方向に曲がっていました。
直後は痛みも少なかったのですが、ほどなくして紫色に変色、パンパンに膨れ上がり、病院に駆け込みました。
「早く治るが金属の挿入と抜去で2回の手術」と「長くかかるが自然治癒」の2択を提示され、後者を選びました。
装具と呼ばれるプラスチック製のギプスのようなものを装着し、食事も睡眠もままならぬ、不自由な生活を余儀なくされていました。
最近ようやく装具を外して過ごせるようになってきました。
骨折と猫のゴロゴロ声の不思議な関係
ネコ科の動物は他の動物に比べて骨折などの回復が格段に早いそうです。
それを不思議に思った医師が研究を重ね、ネコのゴロゴロ声が骨折を治療し強化しているのではないかという結論に至りました。
ゴロゴロ声を解析した結果、ゴロゴロ声は20Hz~50Hzの周波数を持っておりこの振動が骨折の回復を早める手助けをしていることが判明しました。
ゴロゴロ声の原理を元に現在「超音波治療」という最新治療技術が行われています。
特定の周波数の超音波を骨折部位にあてることで骨の再生を早めるものです。
ただなぜ超音波を当てると骨の再生が進むのかはよくわかっていません。
サッカーのベッカム選手が骨折でワールドカップ出場を絶望視されていたとき、驚異的な回復スピードで奇跡の復活を遂げた裏にはこの「超音波治療」があったと言われています。
超音波治療は手術しないと受けられない
日本ではこの「超音波治療」は厚生労働省の「先進医療」に指定され、骨折の手術後には保険がきくのですが手術をしなかった場合には骨折後より3ヶ月以上経っても骨がつきにくい難治性の骨折と診断されなければ保険が適用されないのです。
骨折後、いくつか病院を回ったのですがどこでも「骨折から3ヶ月以内は超音波治療はできません」と断られました。
治りが遅く、「自然治癒」を選んだことを今更ながら後悔しました。
スタッフからは、いっそのことネコでも飼ったらどうですかと冗談交じりで言われました。
骨折より約3ヶ月。昨日ようやく医者に「超音波治療を始めますか」と聞かれました。
完全治癒まではまだまだ長い道のりのようです。
参考:
「骨折の超音波治療」 <読売新聞>
「ネコの「ゴロゴロ声」に秘められた能力を探れ!」 <日本テレビ>











コメント(1)
すごいお話ですね。
これが真実ならうれしいです。
….というより信じる事にします。