中国式トイレの悪夢

「世界でいちばん汚いトイレは?」 と尋ねられる機会があったら(そんなのないか)、「中国!」と私は答えます。
その理由について今日はちょっと書きたいと思います。

世界には大雑把にわけると2種類のトイレ文化圏があります。
ひとつは紙でおしりを拭く紙式文化圏と、左手にすくった水で洗い流す水式文化圏です。
もちろんご存知のとおり日本は紙式文化圏です。
お隣韓国、そして中国もそうです。
実は意外なことに、東の紙式文化圏はここでおしまいです。
ここから西へはずっとギリシャに入るまで水式文化圏になります。
中国から南下するアジア諸国もほぼすべてが水式文化圏です。
なぜかキリスト教国家になると紙式に変ります。

ということは、ユーラシア大陸においては水式文化圏のほうが一般的なのです。
アフリカもイスラム教国ならまずまちがいなく水式でしょう。
ところが中南米はすべて紙式で、水式にお目にかかることはありません。

日本で水式のことを話すと「ヤダ―、キタナーイ」と言われることが多いのですが、決してそんなことはありません。
この話を始めると水式擁護論者の私は話が長くなってしまうのでまた別の機会に触れようと思います。

話を元に戻します。
まず結論から言ってしまうと、トイレ環境自体は水式文化圏のほうが絶対にきれいです。
理由は簡単、水で流してしまうからです。
紙式文化圏の代表である中国、さらにその地方は悲劇です。
これから私の体験談をまじえながらいくつか紹介していきます。

にわの軌跡
にわ 21歳のときに五木寛之氏の「青年は荒野を目指す」に影響を受け旅に出る。25歳の時、勤めていた会社を辞め、上海行きの船に乗船、世界一周の旅へ。2年後帰国。訪れた国は約80カ国。現クロマニヨン代表。

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