07Sep06
青銅器の龍-古代人の想像力と造形力
龍、それは天空を飛翔し、水中に棲まうもの。猛獣や猛禽類の体の一部を併せ持ち、地上から超越した複合動物。古代中国において龍的なものが現れたのは、有史以前のはるか昔、新石器時代の頃である。前1600年頃、黄河中流域に興った殷王朝。青銅器芸術はこの頃に一種の頂点を極め、龍や鬼神の奇怪な抽象的文様を施した青銅器が多数製作された。これらの文様は獣面文または饕餮文と呼び表されているが本来の意味はよくわかっていない。

紀元前1600年頃、黄河中流域に興った殷王朝。中国の青銅器芸術はこの頃に一種の頂点を極め、龍や鬼神の奇怪な抽象的文様を施した青銅器が多数製作された。 くわっと見開いた目、大きく裂けた口、獰猛な爪、太く曲がった2本の角。怪物のようなこの文様は獣面文または饕餮文と呼び表されている。さまざまな動物の要素を取り入れた怪物のような獣面紋。それは当時怖れられていた鬼神または最高神の「帝」そのものとも言われている。
紀元前1600年頃-紀元前1046年まで続いた中国最古の王朝「殷」。現代では史実として語られるが、19世紀以前まで殷は伝説上の王朝とみなされていた。殷が実存するという証拠が見つかったのはある偶然のきっかけだった。
ホワイトハート/White Heartと呼ばれるビーズがある。17世紀頃からベネツィアで作られるようになったこのビーズは、同じく交易品として世界中に運ばれた幾多のビーズの中でも特に求められ、愛された。
ガーネット、和名「柘榴石」。天然のままで美しい赤色と、12面体や24面体の球状に近い結晶を持ち、もっとも古い時代から宝石のひとつとして使われてきた。ガーネットの歴史は古くまで遡り、多彩な伝説に満ち、様々な物語の中で語られている。ガーネットの色は赤色だけではない。黄、オレンジ、緑、紫など多様な色があり、とても華やかな石である。ガーネットとは1種類の鉱物、宝石を指しているのではなく、多様な化学組成からなる鉱物をまとめたグループ名である。
太平洋戦争に「日本兵」として出征した台湾先住民出身の「高砂義勇兵」の戦没者を祭る慰霊碑に、"撤去"の危機が迫っている。台湾が日本の領有だった時代、高砂族は志願し、「日本兵」として東南アジアに出征した。不慣れなジャングル戦に苦しめられていた日本軍を、山岳民族であり、ジャングルでの生活に長けた高砂族は幾度も救った。
1年の12ヵ月に特定の宝石を配し、自分の生まれた月の宝石を身に着けるという誕生石の習慣は現在では広く浸透している。誕生石の起源は聖書の時代にまではるか遡る。旧約聖書の「出エジプト記」には、モーゼの兄大祭司アロンが身に着ける胸当てに飾られる12個の宝石が主によって仰せられたと書かれてある。
ラピスラズリ―金色の斑点が輝く群青の石。神秘的世界を思わせる石、ラピスラズリは古代から現代にいたるまで数多くの伝説を生み、世界各地で人々を魅了してきた。 ラピスラズリのラピス(Lapis)はラテン語で”石”、ラズリ(Lazuli)は”青”や”空”を意味するペルシャ語の”lazward”が語源である。ラピスラズリの産地は非常に限られており、歴史に古くから登場するのはアフガニスタンのバダフシャン産出のものである。
カレン族シルバー(カレンシルバー)はタイ北部の山岳地にあるカレン族の村にて、代々引き継がれてきた伝統的な手法により作られている。すべてのシルバービーズが手作りで、一つとして同じものは存在せず、それぞれ異なる表情を持つ。ケシ粒のように小さなビーズひとつひとつにも手仕事により丹念に刻印が打ち込まれている。
カレン族シルバー(カレンシルバー)は古くて新しい。カレン族のシルバービーズやアクセサリーが知られようになったのはそれが市場で売られるようになったからだ。それまではカレン族シルバーは彼ら自身が身につけ、飾る分量しか作られなかった。山岳民族はたいてい古くから継承してきた民族独自の伝統的デザインを持っており、それが施されたシルバーを装飾品として用いている。カレン族シルバーもその中のひとつに過ぎなかった。
カレン族シルバー(カレンシルバー)の刻印には様々な意味や願いが込められている。自然と共存する彼らの作るものには、身近に暮らす動植物や生活道具などを象ったものが多い。そこには自然を畏れ敬うアニミズムの思想が流れている。
ジュエリー、ビーズ、民族、文化、装飾品、文様などについて参考にした書籍。
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