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ライブラリ-2002年11月

01Nov02

セクシュアリティ

性的な関心というのは、隠す、という行為と密接に係っていると思う。恥じらいとか。 必要以上に隠されたり、焦らされたりすると、何とかその秘められたものを暴いてみたくなるものだ。 手に入らないものってセクシーだ。 ぼくは中国に二か月ぐらいいたけれど、中国の女の人にそういった感覚を抱いたことが一度もない。 こんな国他にない。 街を歩けば女の人ばかり見ているこのぼくが、中国の女の人に興味を抱いたことが一度...

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14Nov02

ミスターバブル

カトマンズでは荷物を送ったり受け取ったりしてせいもあり、いつのまにか長居してしまった。 ゲストハウスの居心地がよかったせいもあるかもしれない。 中心街に近くて、それでいて静かで、スタッフの人柄もよかった。 スタッフの一人に部屋の掃除にきてくれたり、水を持ってきてくれたりしてくれた20代の男性がいた。 彼は英語が苦手であまりコミュニケーションを取れなかったが、その代わりどこか人懐っこく、信頼がおけた...

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20Nov02

死から生へ

およそ一般的な日本人が想像する、インドらしいインドとはどんなものだろう。 神秘、喧騒、混沌といったところか。 そのインドのなかでも最もインドらしいと言われている街がバナラシ。 東の玄関口カルカッタと、西の首都デリーのちょうど中間に位置するヒンズー教の聖地。 今、そのバナラシにいる。 街のいたるところに牛が歩いている。 時折、道の隅っこでゴミをあさる姿はどこかはかない。 おまけに商店の前などで止ま...

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24Nov02

人は旅で変われるか

人は旅で変われるのか。 旅に出て、何かを掴んだつもりで、あるいは自分は変わったつもりで、日本に帰ったはいいが、その後の生活がうまくいかないバックパッカーは多い。 結局好きでもない仕事を続け、再び次の旅を考える。 そして日本での旅の資金を作る仕事と、海外への旅とを繰り返し、年齢だけを重ねて行く人も少なくない。 そうなふうに旅にはまって抜け出せない人がいる。 それがいいとか悪いとか言う気はない。 た...

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29Nov02

バラナシの詐欺師

バラナシには怪しい日本語を話す輩はくさるほどいる。 もちろん彼らの全てとはいわないが、たいていは土産屋に連れていってマージンをもらうか、ガンジャやハシシを高めに売りつけ、その差額でもうけようとする。 しかし彼はそんな輩とは明らかに違った雰囲気を持っていた。 彼の完璧な日本語にも驚いたが、それ以上に驚いたのは彼が日本の文化や習慣も知っていたことだ。 私は彼を最初から最後まで信用しきっていた。 残念な...

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