06Aug02
街を歩いていてふと思った。 日本は清潔な国だと。
光がすみずみまで満ち満ちている。
ぼくはロサンゼルスのダウンタウンを
歩いているときのことを思い出した。
華やかな表通りを歩いていて道に迷い、
ほんの一本路地の裏手に回ったら、そこはまるで別世界だった。
閑散としていて、何もなかった。
しかし、よく見てみると、建物の影に人陰がうごめいている。
ぼろぼろのアル中が、
ペーパーバッグに入ったウイスキー...
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旅でこんなにも急いだことはない。
昆明からラサまでの陸路を、わずか1週間かけて急いだ。
その間、宿に泊まったのはわずか2泊である。
あとは、夜中も移動を続けた。
急いだ理由は、8月8日にラサのデプン寺というところで、大タンカ(仏画)の御開帳があると聞いたからである。
せっかくラサに行くのなら、1年に1回のそれを見てみたいと思った。
そして、ラサまでの道中には、Hさんが一緒にいた。
Hさんが昆明に...
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20Aug02
終着点。全てのものには終わりがある。
旅だってそうだし、人生だってそうだ。
永遠って何だろう?
永遠、って概念が、永遠、って言葉を生んだのだと思うし、
それは分かりにくくとも、確かに存在するものなのかもしれない。
でも人生には必ず終わりがある。
命あるものはいつか死を迎える。避けられない。
永遠ではあり得ない。
旅だってそうだ。
いつかどこかで、どこかへ帰る日がやってくる。
でも。
終わら...
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ゲストハウスから歩いて5分のところに寺がある。
ジョカン寺というチベタンの信仰を集めている寺で、私はその寺に何回も通った。
通ったといっても、寺の内部に入ったのは1回のみで、私が通ったのはその寺の周りである。
ラサに着いたのは、もう深夜の1時をまわったくらいで、意外にもメインの通りには街灯が立ち並び、タクシーが何台も走り、街のつくりも他の中国のそれと大して変わっていないように思えた。
この時は「...
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